幻燐戦争と呼ばれた戦いは、魔族の血を引くメンフィル王リウイの勝利によって終結した。姫神フェミリンスとなりつつも戦いに敗れたカルッシャの姫将軍エクリアは追放され、姫殺しセリカに断罪の死を求める。しかし、フェミリンスの直系の娘が弱体化、そして、禍の元凶たる神殺しが姿を現したことにより、大陸中原に封じられていた様々の勢力が蠢動し始める。リウイもまた最愛の妻イリーナを失った辛さを癒す間もなく、広大な領土を守るべく東西の光闇勢力と駆け引きを迫られ…。そして運命に引きあわされるかのようにセリカとリウイの二大英雄があいまみえる。