経営コンサルタント会社勤務の「山本林太郎(やまもとりんたろう)」は営業成績もトップのエリートサラリーマン。仕事が早い上に、女に手を出すのも早く、色々な女性と関係を持ってい居た。しかし、順風マンパンに思えた林太郎の人生も、仕事で大きなをミスをした事で会社を追われてしまう。冷え込みも厳しい12月。住む場所も失い、公園で飢えを凌いでいるうちに寒さの中で気絶してしまう林太郎。そして、次に目覚めた時美しい女性「千倉響子(ちくらきょうこ)」とその響子を姉と慕う「桜坂茜(さくらざかあかね)」と出会う。行き倒れていた自分を助けてくれた、響子に感謝する林太郎。喜びを噛みしめたのもつかの間、そこは『桜坂荘』という経営不振で頭を悩ましているアパートだった。アパートの経営を手助けして欲しいと、林太郎は響子に頼まれ林太郎自身も、宿無し文無し生活からの解放と、響子の傍に居られる事を考え快く承諾する。そんな林太郎を快く思わない茜。こうして山本林太郎は、アパート『桜坂荘』の管理人として生活していく事になった。