主人公・杉山修一の所属するテニス部は、部員わずか5名の弱小部。学校でもまるで注目されない部活ではあったが、修一にとっては気楽で心落ち着く場所だった。トラブルメーカーである部長の伊達先輩を筆頭に、ワガママで勝気な妹・杉山澪。運動音痴の顧問・羽山璃花、彼の幼馴染にして悪友の松岡蛍。純真で素直だがちょっと天然の同級生、佐伯藍。そんなクセのある面々に囲まれ、部活動はいつも楽しい空気に満ちていた。だが、修一が怪我をするという事件を境に、彼を取り巻く環境が少しずつ変わっていく。甲斐甲斐しく修一の世話を焼く藍の存在に、妹の澪はなぜかご機嫌ナナメ。不穏な空気の中、ついに状況を決定的に変える大事件が起きてしまうのだが…。