主人公、新堂巧は学園の図書館で司書のバイトをしている青年である。毎日のように満員電車に乗ってバイト先に向かう巧は、そこでターゲットを見つけては痴漢を繰り返す痴漢の常習犯でもあった。ある日、職場の同僚たちと飲みに行った巧は駅のホームで酔いつぶれて寝てしまう。目が覚めた彼は、ちょうどそのホームに到着した電車に乗り込む。だが、その電車は……痴漢たちが、夜ごと女性を「ゲスト」として連れ込み痴漢の限り、陵辱の限りを尽くす「最終痴漢電車」だった。目の前で繰り広げられる肉欲の宴を茫然と眺める巧は、肉欲の虜となった「ゲスト」の女性に奉仕され、何度も果てて意識を失ってしまう。その日以来、巧は今の日常生活や自分の痴漢行為に物足りなさを感じるようになっていた。あの夜、「最終痴漢電車」で味わったあの興奮が忘れられない巧は、駅員などにその謎の電車について聞いて回るが成果はなかった。と、彼の前にあの「最終痴漢電車」車両を清掃していた清掃員の老人が現れる。彼は巧の意志を確認すると、「最終痴漢電車」に乗るためには自らがとびっきりの女を「ゲスト」として仕立てあげ、連れてこなければならないことを教えてくれる。こうして巧は、自らの痴漢テクニックで女を堕とし、「ゲスト」に仕立てあげて「最終痴漢電車」に再び乗ることを心に決めるのだった……。