昭和28年1月の京都。ミロク銀行の頭取で元華族の夫が東南アジア復興の投資事業に失敗して自死。残された美貌の妻・燁子(あきこ)と義息子の元を菩提寺の住職と尼僧が訪れ、投資した金の返済を迫る。住職は貞淑装う燁子のマゾ性を見破り凌辱地獄に突き落とし、あろう事か義息子までも尼僧の餌食にする。亡夫の責任を負う未亡人は出家を強いられ、尼寺で尼僧として生きる事を余儀なくされる。義息子もまた、寺男として苦役するのだった。韓流ドラマも真っ蒼、尼寺を舞台にした尼僧物語。アッと驚くスリリングなラスト、官能大河ドラマとしてロマンポルノを越えた傑作となっています。