主人公・桜庭真樹は過去に、幼なじみである少女と恋人関係にあった。二人は大人の真似事として秘密の性行為をしていたが、それを原因に少女が逃げるようにして町を出て行ったことで、一人取り残された真樹の行いは「過ち」として扱われ、たちまち悪い噂となった。年月に従って尾ひれが付いた噂は広がり続け、拭えないレッテルを貼られたまま、学園2年生となった現在。7月初旬の期末試験日、男子から嫌がらせを受ける従妹を庇ったことから、真樹は些細な問題を起こしてしまう。その騒動を切っ掛けに、過去の情事に関するレッテルが再び炎上。抗うことを諦めた真樹は、逆に状況を愉しむように噂通りに振る舞い、以降はレッテルに従った『鬼畜』の態度を一貫していく。突然町へ戻ってきた「初めての相手」、幼なじみの倉持冴子。迷惑をかけたことを「許されたい」と懇願する、従妹の黒瀬有紀。二人だけの秘密を共有する、「共犯」の明智ゆにあ。自分を着飾り演じることで「プライド」を守る、腐れ縁の汐那いくみ。何らかの理由で右目を負傷し「護ってほしい」と怯え、偽恋人となる汐那あさみ。様々な出会いや再会、変化が重なったことで、同時に複数のヒロインと身体を重ねていくことになる真樹。新たな体感、そして知らなかった快感…今までの鬱憤を晴らすように様々なプレイを追求し、性行為の深みにはまっていく。そんな中で、真樹はヒロイン達の内面を、ヒロイン達は真樹が垣間見せる素顔を気にかけるようになり、やがて感情が伴った繋がりへと進展していく。その気持ちは、果たして「純愛」か「歪愛」か…