七瀬の父が獄中で自殺する。無実だと信じていた七瀬は、父を失ったショックで一時錯乱するが、やがて激しく拒否はするものの、その体は男たちを異様なまでに求めるようになるのだった。そんな七瀬を、大張や美樹本たちは、「都合のいい女」として好き勝手にもてあそぶ。教師の葵つかさはテニス部の顧問をしていた。そんな彼女が“贖罪新聞”を偶然見たことによって七瀬へのイジメを知り、止めようとする。しかし、逆に捕まってしまい、暴徒した学生たちによって滅茶苦茶にされてしまうのだった。だが、つかさが読んだ“贖罪新聞”というのは、美樹本が書いた物でも成美が書いた物でもなかった。第三の執筆者は誰か?そしてそれは美樹本版以上にリアルに記された物で、ジャーナリスト志望の美樹本としては嫉妬を覚える。果たしてこれは、誰が書いたのか?まどかか、つかさか、あるいは…?