私は、身も心もうちのめされて、ぐったりとなっていました。膣穴と肛門とからあふれる精液の感触が、おぞましくて仕方がありません。そんな私に、母は一瞬だけ哀れみの視線を寄越しました。それ以降は娘である私には目もくれず、男にしなだれかかります。「ねえ……。娘を捧げましたから……ご褒美をください……」母の目も声音も、完全に『女』のそれです。「仕方ないな。約束は約束だし、吉乃にも情けをかけてやるか」男も、母の腰に手をまわして、まんざらでもない様子。若い娘の次に熟れた美女を抱けるとあって、丸出しの男性器は牡欲にいなないています。「おおっと。忘れていた」寝室に向かおうとしていた男は、ふと足を止めました。前後二つの肉穴から精液を垂れ流している私の姿を、カメラで撮影します。「これをばらまかれたくなかったら、今後も俺の言うことを聞けよ。まあ、おまえの母親はこんなだから、もともと逃げ場はないんだけどな」母の腰にいやらしく腕を巻き付けたまま、男は今度こそ寝室へ向かいました。それからほどなくして……。母のふしだらな声が聞こえてきます。どうして、こんな事になってしまったのでしょう。ほとんど家に帰って来ない父。いつの間にか愛人を作るようになってしまった母。そして、その母が見たことのない男性を連れて帰り、私は・・・(私……こんなに汚されちゃった……)閉ざしたまぶたからは、涙が止めどなく流れ続けていました。