紀元前3世紀燕国。後の戦国七雄に数えられるこの国の初代皇帝が没し、その跡継ぎに「昭洸(主人公)」が選ばれると、それを快く思わない奸臣たちと異母弟である「檜光」を宣揚する宰相の「子之」により、「昭洸」は暗殺されそうになる。そのとき「子之」の義父であり一騎当千の将軍であった「郭隗」によりからくも難を逃れ、「郭隗」と逃亡を敢行するのであった。その間にも「子之」による追っ手に何度も襲われる中、「郭隗」との絆を深める「昭洸」であったが、宰相「子之」の本当の目的とその背後にある強国「斉」の陰謀にはまだ気付きはしなかった・・・。