肥沃で広大な大地、レミリシア大陸。この大陸では永らくレミリシア王国神聖騎士団とモンスターを率いる魔王軍が大きな戦いを繰り広げていた。今日もまた荒れ地で戦いが行われ、精鋭・聖騎士ミルドレッド率いる「白銀の鷹団」が獅子奮迅の活躍で大きな戦火をあげた。そして両軍が引き上げはじめた頃、「サルベージ屋」と呼ばれる武器商人団の頭目オルロギン=ブレイクがいつものごとく死体漁りにやってきた。そこに慌てた様子のミルドレッドが単騎で現れた。「くっ……!姫はいったいどこに?!」ひょんなことからレミリシアの姫が行方不明になっていることを知ったオルロギンは一計を案じる。自分が姫の身柄を預かっていると嘘の噂を町中に流し、無事に返して欲しかったら言うことを聞けという嘘の脅迫文を彼女に送りつける。そして嘘の脅迫を信じたミルドレッドが現れた。「一ヶ月間、自分の愛人になれば姫を返してやる」気高き女騎士はその忠誠心の高さゆえに、騙されて恥辱と屈辱にまみれた命令に従うことになった…。