【第一章】ルタの眷属として、アラミスに与えられたのは記憶を消す力。その行為を哀しく思うヒロインだが、それが眷属としての義務だと諭す、守護者の主人公。そしていつしか二人は、様々な人達との出会いによって、その行為自身に疑問を持ち始めるのだが…【第二章】街から街へと砂漠を旅する二人。生きてゆく為に立ち寄る先々で盗みを働く盗賊だが、明るい性格のチュチュのおかげで、それなりに幸せに暮らす毎日。しかし、その為に安住の地を得ることは出来ず、いつしか二人は静かに暮らせることを願うようになってきた。【第三章】旅の途中、砂漠で行き倒れた主人公のウェズ。そんな彼を偶然助けたのは街に住む薬師の娘ファウだった。ウェズは救われた返礼に彼女の仕事を手伝い、ファウもまた徐々に彼を受け入れてゆく。そんな穏やかな日常の中で、彼はファウが身に帯びている、ある物に気付く。