古代イスラエル王国の王「ソロモン」の末裔と言われる柊家の血を引く、主人公『柊流(ひいらぎながれ)』。かつて、大祝福時代に神の奇跡を行うことができる神玩者として発玩(能力を使うこと)した彼も、『ロストブレス』と呼ばれる時代の終わりとともにその能力を失い、普通の学生として平穏な生活を送っていた。そんな彼には大それた野望があった。柊家を滅ぼし、柊家の呪縛-血塗られた歴史-から自分と姉を解放すること。そのためには父親を倒す必要があった。しかし彼にはそんなことができるはずもなく、己が無力を運命と諦めている。そんなある日、彼は街で起こった元神玩者狩りの争いに巻き込まれる。襲ってくる悪魔を、魔玩と呼ばれる新しい能力で魔神ベリアルを使役し、倒していく最中、レジスタンスと呼ばれる元神玩者狩りに対抗するグループに助けられる。やがて全ての元凶が父親にあると分かり、己が野望を達成できると知った彼は戦う道を選ぶ。父を倒し、自分と姉を柊家から解放するために――。