樹(いつき)は年上の女性とセックスしようとしていた。「あたしとするの…イヤ?」鮮烈な非日常…妹の乙葉も近くで見ている。「この合宿のたったひとつのオキテ。男でも女でも、相手がイヤだと言ったら無理にやらないこと。これだけはみんなも守ってね」その女性が周囲に教える。どうしてこうなったか理解できず、樹は混乱する。「で、樹君。私とエッチするのはダメなのかな?」怖じ気づいてはいるが、イヤではない…むしろ欲望が高まっていた。合意すると、巨乳のお姉さんの迫力とベテランの締め付けで一気に果ててしまう。すでに周囲では他の子たちもそれぞれ相手を見つけ、セックスを始めていた。何故こんなことになったのか、遠のく意識の中、樹はこれまでのことを思い出す……。樹はある日幼なじみの翔太に誘われ、とある交流合宿に不本意ながら参加することとなった。それは、憧れのお嬢様校である東雲学園の女子たちと寝泊まりできる合宿で、樹や翔太たち西雲学園の男子には密かに人気のイベントということだった。放課後、帰宅しようと昇降口まで行くと、靴箱に女物のリボンとパンティが入っていた。樹に着てほしいとの文章付きで。いじめられていると思ってがっくりする樹。翔太は「気にするな、合宿から帰って見返してやれ」と励ます。以前女装していたのがクラスメイトにバレたから、樹は学園で居場所がなくなった気がしていたのだ。しばらく後、翔太たちと樹は飛行機で何時間もかけて、合宿場所である南国の島に着いていた。今回の主催者が所有する無人島なのだという。そこで不安げにしていた樹の前に、ある少女が現れた。東雲学園の生徒会長で有名人の東雲葵依(しののめあおい)だ。なぜか一緒に妹の乙葉もいた。樹が心配なあまり紛れて付いてきたところを、葵依が保護してくれていたのだ。おかげで図らずも、葵依と知り合いになれた樹。しかしその夜開かれたオリエンテーションで、彼らは信じられない光景を目の当たりにする。葵依の姉で主催者の東雲梨緒が、一糸まとわぬ姿になってこう言い放ったのだ。「はい、静かに……以後、ここではみんな裸で過ごします――」樹や乙葉、葵依たちはどうなってしまうのだろうか……?