夫の急な死去で母の生まれ故郷で暮らすことになった母子二人。そこで待ち受けていたのは母の実の弟との淫らな肉体関係という現実。それを見つけた息子は次第に母への想いが膨らんで行く、そしてついに自分の気持ちを打ち明ける。「私達は血を分けた親子なのよ」息子の問い掛けに涙する母「私は若くないのよ。それでもいいの？」震える母の唇。それをじっと見据える息子。20年前止まったと思っていた時計が再び刻みだし、過去とは違う歴史を同じ場所で刻み始める…。