ブラッド・ラストにより、全人類の99.9％が吸魂鬼（スピリット・テイカー）と化してしまった世界。数少ない人間である主人公『白亜響樹（はくあひびき）』は、助けて貰った恩を返すため、テイカー達の王“ノスフェラトゥ・ファミリー”の通う『阿支奈第一女子学園』に転入することになる。だがその学園は、学生も教師達も全員テイカー。中には主人公の魂を密かに付け狙う者もいるという、超危険地帯だった。「恩返しがしたい」と言う響樹に、「なら、わたし達にレンアイというものをさせてみてくれない？」と言う“ノスフェラトゥ・ファミリー”の少女達。そんなことは不可能かと思われたが……響樹は吸魂鬼たちを問答無用で引き寄せてしまう、困った体質であることが判明する。どうやら、彼の体臭や汗、唾液などの分泌物全てがテイカーたちに陶酔や興奮を引き起こしてしまうようだ。そしてそれは学園の全ての吸魂鬼、そして“ノスフェラトゥ・ファミリー”の少女たちにも有効だった。彼女らによって“保護”の名目で一緒の寮に住まわされてしまう響樹。“ノスフェラトゥ・ファミリー”の少女たちや学園の女子たちに振り回される響樹は、このまま哀れな“オモチャ”となってしまうのだろうか？