山ばかりの景色が広がる小さな田舎町。しばらく前に都会から引っ越してきた主人公は、この町の暮らしにも慣れて、平凡で退屈だけど賑やかな毎日を過ごしていた。そしてある日、この町に新たな転校生“ナズナ”がやってきた。ナズナは主人公の幼馴染。主人公の昔のことは何でも知っているが、今のことは何も知らない。そんな彼女がこの町の姿に驚き、「変だ、変だ」と指摘しまくるので、主人公を含めた友人たちは、「平凡」で「退屈」だった景色に違和感を覚え始める。ほんのちょっとだけど、もしかしたら何かが変わるかもしれない……。そんな不思議な微熱とともに、主人公たちの平穏だった青春は忙しく動き始める……。