剣道と料理が趣味で、苦労性な主人公『鏑木(かぶらき)琉星(りゅうせい)』は冬の日の放課後の帰り道、突然黒塗りの車に押し込められ「誰もが双子と見間違える程にそっくり」な従姉妹『鏑木(かぶらき)琉奈(るな)』に3年ぶりに再会する。琉奈は資産家の鏑木本家の生粋のお嬢様で、日本でも有数のお嬢様学校、『白妙(しろたえ)女子学園』に通い、その中でも芸能部といわれる女優や歌手を志す美しく才能豊かな生徒を集めた特別クラスの主席、舞台では男役を担当する女子学園の王子様となっていた。流星は、ある事情により舞台に立つと声が出なくなってしまった琉奈の身代わりをたのまれ女装して全寮制の女子学園に通うことになってしまう。禁断の園の中、琉星と少女達の間に実っていく秘密と誤解と恋ゴコロの果実。