七夕も差し迫った夏のある夜……。亜樹は、海辺のテトラポットの上で歌う少女の姿を見つけた。その少女は、学園では音痴で有名なコーラス部所属の女の子・朝凪深緒(あさなぎ みお)だった。彼女の思いがけない美声に聞き惚れる亜樹。だがその時、突然風が吹き深緒のスカートが捲れ上がった。そのスカートの下は……何とノーパン!驚いて思わず声を漏らす亜樹。次の瞬間には深緒の姿が見えなくなった。海に落ちたのか!?その深緒を助けようと亜樹も夜の海に飛び込む……が、自分が一切泳げないということを思い出したのは飛び込んだ後だった。気がつくと亜樹は浜辺に倒れており、深緒の姿は無かった……。