専業主婦、牧原やよいは夫は単身赴任でいないものの、息子と二人で平穏な日々を過ごしていた。だが、彼女のささやかながら幸せな日常は、隣に越して来た人妻・氷上サエによって、静かに変わろうとしていた。普段から男絡みの噂……とりわけ“若い男”との淫らな噂が絶えないサエに、大切な一人息子・優太がたぶらかされようとしていたのだ。サエの淫らな魔の手から息子を遠ざける為、やよいに告げられた交換条件……。それは息子の身代りとなってサエの連れてくる男達を悦ばせ、サエを楽しませることだった。母親として息子を守るために強要される不貞な行為……、背徳による罪悪感に心を蝕まれていくやよい。しかし、肢体は心と裏腹に、忘れていた“女の本性”を目覚めさせていった。息子のために……。そう言い聞かせる“母”と快楽に溺れる“女”の間で揺れる心は、はたしてどこへ向かうのか……。