もとホストの小早川はパチスロ好きで、ホストを辞めた時に退職金がわりにもらった、もと店の寮としても使われていた4LDKのマンションに一人で住み、部屋からそう遠くないホールによくかよっている。そこで顔見知りになった、スロプーでカプセルホテル暮らしの蒼井がある日サイフをスられてしまったことを知り、しばらく蒼井を自分のマンションに住まわせることにする。一時避難のつもりではじまった二人の同居だが、結局蒼井はそのまま小早川の部屋に住みついてしまう。小早川と蒼井が根城にしているホールにほど近いコンビニでバイトをしている大学生、西田は詐欺にひっかかってしまい、多額の借金を抱え込むことに。西田の苦境を知った小早川は放っておけず、返済の余裕をつくるため、蒼井同様、西田にも自分のマンションの部屋を提供する。感激した西田は小早川の申し出を受けるとともに小早川家のハウスキーパーをかって出る。西田がバイトをしているコンビニの近くに住む大学生、岸本はとある斡旋事務所に籍をおいてウリをしている。相手は男女を問わないが子供のころから頭がよく世渡りもうまかった岸本はそつなく彼らの相手をしながらも内心では彼らを冷笑している。ある日、岸本は大荷物を抱えてよろよろしていた学生にぶつかられ、足をひねってしまう。それは小早川の部屋へ引っ越し中の西田で、彼らに付き添われて部屋へ戻ったところ、岸本に熱をあげていた女客の夫が待ち伏せしており、彼らは襲われてしまう。暴漢は撃退したものの部屋は荒らされており、再襲撃も懸念される。関わってしまった以上放っておけないと考えた小早川は岸本に同居を持ちかける。乗り気ではないものの、たしかに今の部屋に住み続けるのは危険だと判断した岸本も同意して、4人の同居生活がはじまる。