『国政お見合い』が当たり前になり、人々に受け入れられるようになって、しばらく。「優秀なやつはいいよな……。待っているだけで結婚相手が見つかるんだから……」フツメン達にとっては、そんな感覚が当たり前になっていました。そして、それは“孝太”も同じ。相手がほしければ自分の足で探すしかありません。そう、思っていたのですが……。ある日“孝太”に届いた国政お見合いの通知。なぜ自分が選ばれたのか、理由も分からないままに“十六夜葉月”と出会いました。こうして2人は夫婦になり新婚生活が始まります。つい先日まで顔も知らない他人だった“孝太”と“葉月”は、はたしてどのような生活を送るのでしょうか?これは、そんなお話です。