大陸全土の王家に使えるメイド達の長といえる、マルチナが新キャラとして登場。もう8割ほど復活しているサプル城だが、その規模が広くなるにつれ、リーナの負担が増加している。シン王子は、メイドを増やしたほうがいいだろうと、リーナに相談するが、一人でも大丈夫だとリーナは空元気。甲斐甲斐しく働きまわるものの、やはり一人では限界がある。そんな折、サプルにマリーと名乗るメイドがやってくる。なんでも、タイロンとグランジュの間にある、サバントという小さな国からやって来たらしい。サバントは、国民のほとんどが召使で、他国に召使を輸出しているらしく、男ならフットマンに女ならメイドになって出稼ぎに出るのが当たり前。そんなサバントのメイドとは渡りに舟と、王子はお試し期間という断りつきで、マリーの申し出を了承する。王子の世話を独占したいリーナだが、手が足りないのも事実。王子の気遣いもあって、リーナはマリーの件に一度は納得する。だが、マリーの本名がマルチナであると知ると、リーナは慌てふためき、改めて城内の掃除を始める。訳を尋ねても、リーナはとぼけるばかりなので、王子もそれ以上追求せず、マリーを歓待する。マリーは、自分素性については語らず、試用期間中のメイドとして、王子の世話を始める。