深夜、兄嫁智美はひっそりと静まり返った廊下を、ひとり歩いていた。突き当たり。ぼんやりと灯された光が溢れていた。それと共に、苦悩に喘ぐ伴侶の息使いも漏れていた。智美の夫、ケンイチ。働き盛りのバリバリ営業マンとして、屈強なる肉体を誇る男だった。そんな夫が、突如として原因不明の腹痛に悩まされるようになったのは、今から半月程前からだった。智美は心配そうな表情で、便所の夫に声を掛けた。「アナタ…新しい紙…こちらに置いておきますね…」その背後に、いつもの視線があった。廊下の向こう。物陰からじっとりと覗き見る視線があった。美しき兄嫁の女体を、ハァハァと脂ぎった視線で視姦する、やりたい盛りの十代義弟の視線だった…。