主人公、吉岡彰(よしおか・あきら)は、親の仕事の都合でひとり暮らしをしながら都内の某学園に通う学生である。彰はどこにでもいるようなごく普通の少年だったが、なぜか同年代の女性にはあまり興味が持てず、性的な興味の対象が年上女性のみに向けられる、という点が普通とは異なっていた。そんな彰には、学園の中に気になる年上女性が3人いた。ひとりは、自分の担任である英語教師の綾瀬雫(あやせ・しずく)、そして、養護教諭の栗山美潮(くりやま・みしお)、3人目が学食で働いている松坂千波美(まつざか・ちなみ)である。しかし、それはあくまでも『憧れの対象』であり、自分が実際に、彼女たちとどうにかなることなどということはあり得ないと考えていた。だが、様々な経緯から、彰は3人の女性たちそれぞれと近づく機会を得て、紆余曲折を経たのち、最終的には肉体関係を持ってしまう。そして彰は、成熟した女性が見せる『もうひとつの顔』をかいま見るとともに、その性愛の深淵を体験することで、大人への階段を上っていった…。